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2010年1月 9日 (土)

無茶なファンドはいつか潰れる

010901JALの法的整理が確実になったようだ。

これで、債権者は法的に一定の債権放棄を強いられることになる。

貸せ貸せと政府から脅されたあげく、債権を放棄しろと言われるギャング経済。

債権者と言えばメガバンク大連合はもちろんのこと政投銀も含まれ、当然ながら「国民」も債権の放棄を強いられることになる。

そしてそのお金はJALの従業員やOBOGの財布に消える。

まぁどうせその程度だろうとは思うが今回の一件で非常にふがいないと残念でならないのはANA。

一方的に利益を減らし借金地獄に陥るJALを横目に、利益を伸ばし、「儲かっている航空会社は世界にない」とまで評される業界で着実に実績を上げてきたANA。

JAL側も何年も前からANAを脅威に思い、自社とANAの違いを分析したり対策を練ってきていたようだが実態は改善されず今日のようなことになった。

 

何が情けないかと言えば、国土交通相の発言「日本の空を飛行機が飛ばないことには絶対にさせない」という発言。

JALが潰れても当然ANAがいるし、他にも沢山飛行機会社はある。

さらには無駄なマンモスが消えれば新興勢力も芽吹いてくるだろう。

それをJALが潰れれば日本の航空業界が無くなるというような言い草は一体なんなのだろうか。

当然世の中にはJALファンもいるのだろうが、こっちはANAは毎年利用しているが、JALはもう20年以上使っていないし、JALを航空会社とも思っていない。

単なる金融と観光の会社じゃないか。

今回は一つの航空会社の経営危機ではなくて、ある金融会社がバブリーなファンド運営に失敗しただけの話しだと思うが。

そしてなぜか救済せねばならず、なぜか税金が使われる。

基本、どんな会社であれいざとなれば潰れて行くのを黙ってみている。

それくらいの気迫がないと経済は立ち直らない気がする。

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