No way out
日本と違い、世界では政治家は必要な時はいつでも会議をする。
週末でも夜中でも関係ない。
金曜日になって時間切れ審議となったり、公務員並みの就業時間を越えて、それでもサラリーマンの日常的な残業時間であっても、それは「夜を徹して意見を戦わせた」と称される。
この週末も、EUではギリシャ債務問題で一進一退を続けているようだ。
ギリシャはデフォルトとなるのか、それとも50%とも70%とも言われるヘアカットが妥結されるのか。
ギリシャにしてみればもともとついこの間まで決して豊かな国ではなかったわけだし、その気質もあってユーロ脱退で貧しい生活になってもさほど気にならないだろうが、自分達がデフォルトでユーロ脱退となれば一番困るのはEU諸国だとよく知っているように思う。
一方、過激なヘアカットを断行して仮にギリシャを救済すれば、イタリア・ポルトガル・スペインと次々に「期待に胸を膨らませる」かもしれないし。
どちらに行っても茨の道。
そんな中ドイツはギリシャ向け第2次支援をめぐる交渉でギリシャに対し、財政政策に関する権限の一部を欧州の機関に譲るよう求めているというニュース。
さすが東ドイツ出身のメルケル首相は押しが強い。
詳細は分からないが、一見するともはや主権の問題にも感じるがこれが「デフォルト危機」ということなのか、「欧州連合」ということなのか。
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