氷点下で寝る
氷点下10℃程度の時を過ごしてきた。
日中日向であればかろうじてプラス圏でさほどでもないものの、午後3時前後に氷点下に入り、日が陰ると一気に気温が落ちて行った。
数日前やっと降雪したもの、日中の日差しでほとんど融けていた雪。
それでも日影の残雪を触ってみると残雪でありながら舞い上がるような軽さでいかに乾燥しているかが分かる。
それでも動いていればあまり寒さを感じないし、立っているだけでも平気。
問題は寝転がったとき。
某メーカーの最厚手のアンダーウェアやトップクラスダウンを着て銀マットを何枚も重ねた上で寝袋に入っても寒さで目が冷める。
ところが、たった1枚カイロを貼ればあとは熟睡してしまった。
今までカイロを使うことはほとんど無かったのだけれど、結局のところ「発熱材」というのは何にも増して強く、いくら保温をしても冷え切った体であれば発熱能力に乏しいようだ。
もっとも、雪が降るような気温の時に雪が降っていない状態が一番寒いとは聞くが。
氷点下二桁という世界は頻繁に体験しているけれどそれらは主にウィンタースポーツをしている時であって、その環境下で眠るというのは初体験だったが、やはり別世界だった。
これは洋服や装備など全く事前の対応がない冬の震災時などは、大都市部でも相当過酷な夜になりそうだ。
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